高嶺
昭和45年に「レッドゴールド」より採取した種子から生じた実生を選抜・育成されました。
昭和59年に「たかね」と品種登録 (登録番号527号) 。 当地では10月上旬に成熟する中生種です。
果実の形は長円形で、りんごの大きさは300~400g、大きいものは500gもあります。 果皮はチョコレート色に近い赤に着色します。 果肉の硬さは中程度、きめはやや粗く、果汁が多くジューシーで、
果肉にパイナップルのような感じで蜜が入ります。 糖度は14~15%、酸度は0.3%程度、芳香があり、黒砂糖のような甘さです。
新世界
群馬で生まれた蜜入りりんごです。
大玉で、果汁が多く、酸味があまりなく甘味が強いです。
濃厚な味なので、群馬県内では人気のあるりんごです。
早生ふじ
時期の早いふじです。
大玉で、果汁が多く、甘味と酸味のバランスがとれています。
藤牧
真夏の太陽ののもと、りんごの中で真っ先に色づくりんご。さっぱりした甘さがうけています。ただ日持ちが悪く、すぐ軟らかくなってしまいます。色むらもあります。
まんべんなく色がつくまで樹に付けておくと熟し過ぎてしまう。ほとんど市場に出まわっていない。
こうみつ
個性的な蜜入りりんごです。
大玉で、果汁が多く、酸味もあまりありません。
蜜もたっぷり入り、パイナップルのような味があります。
トキ
大玉で、黄色いりんごです。
果汁が多く、甘味と酸味のバランスがとれています。
シナノレッド
やや小玉で長円形です。
やや酸味がありますが、果汁も多く、りんごの香りが強いです。また、熟すと果肉が口中でとろけるようにつぶれます。
あかぎ
群馬で生まれたりんごです。
中玉で、酸味があまりなく、甘味は強いです。赤ちゃんのほっぺみたいな真っ赤なりんごです。
おいらせ
果実の大きさは350~400gと大玉傾向にあり、今回撮影用に取り寄せたものは8個で平均670gもありました。形や色はスターキングデリシャスとよく似ています。
ふじ
年間生産量約1230万tで、日本・世界的にも最も多く生産される品種。「新津宏」らにより1958年に「東北七号」と仮称命名され、
1962年に「ふじ」と命名された。品種名の由来は、育成地である青森県藤崎町(ふじさき)にちなみ、「富士山」にもかけている。甘みが強く歯ごたえも良く日持ちもする
紅玉
こうぎょく(紅玉)はアメリカ原産のりんごで、日本には明治時代の初めに入ってきました。大きさは200g程の小玉で名前の通り真っ赤になるりんごです。
かつては一世を風靡し、大量に出回っていた時代がありましたが、新品種が続々と登場するに従い一時はなかなか手に入らない位にまで減ってしまいました。
国光
1871年日本に導入。戦前から1950年代にかけては「紅玉」と並ぶ日本ではもっともポピュラーな品種であった。原名はRall's Janett.
果皮は黒ずんだ赤色で、果肉はかたく、甘みは少なく比較的さっぱりした味わい。
津軽
日本全体では、収穫量がふじに次ぐ、わが国第2位の品種となりました。
つがるの栽培には従来色付きを良くするために果実に袋をかぶせる「有袋栽培」という方法が行われていましたが、品種改良もすすみ、袋をかぶせなくてもある程度綺麗に色付くものが出来るようになってきました。
千秋
サクサクした歯ごたえ、甘すっぱくてジューシー。大玉はあまりできない。
アルプス乙女
りんごの新品種交配は2種類の花粉を交配・育成させるほか、偶発実生(偶然に誕生すること)も少なくありません。ここで紹介する「アルプス乙女」は"ふじ"と"紅玉"の混植園で発見された、いわば偶発実生の1つです。
北アルプスのふもとで誕生したため、このような品種名が付けら れました。非常に小さく(平均重量35g)、"ミニりんご "として親しまれています。
世界一
「世界一大きい」と言われただけあって、果実は平均500g前後にもなる大玉で、大きいものだと1個で1キロを越えるものもあるそうです。
印度
水分が少なく歯ごたえに欠けるが、甘味が強くて酸味はほとんどない。
戦後、高級りんごとして出回ったが、他品種が広がると共に一時姿を消す。
2002年頃より再び出荷されるようになった。料理用として焼きりんごに向く。品種名の由来はインドではなくインディアナから。
旭
北米ではポピュラーな品種。早生で強い芳香があるが、日持ちがしない。
日本では、ほとんど生産がされないが、積雪に強いことから北海道でわずかの農家で栽培されている。
アップルのパソコン「Macintosh」の名前の由来。
祝
出回る時期が早いため、"夏の青りんご"として親しまれています。
アメリカ原産の品種ですが、明治33年(1900年)皇太子御成婚にあやかって「祝」と改名されました。甘味が強く、未熟でも美味しく食べられます。
フラワー オブ ケント
俗称、ニュートンのリンゴ。落ちる実を見て、ニュートンが万有引力の法則についてヒントを得たという逸話で知られる。落果しやすい性質を持ち、生食用ではなく、料理用として使われる。味は渋みと酸味が強いが追熟させると甘く、酸の利いたいい味になるという。
シナノスイート
このりんご はとにかく甘いりんごです。酸味が少なくて物足りないという人もいらっしゃいますが、一度食べたらこの味が忘れられず、年々人気がでてきています。それにほどよい軟らかさがもう一つの特徴です。未熟のうちから軟らかく、長く置いてもスカスカになりにくい(ボケにく
い)のです。面白いりんご です。
秋映
甘さと酸味のバランスがよく、濃厚な味わいが楽しめる。色は濃厚な赤色。
りんごの産地でも比較的温暖で低標高な地帯でも栽培に適す。つがるの特性を引き継いで、果肉がしっかりしていることと、食味が優れている。
ぐんま名月
果汁が多く蜜入、糖度は15度程度で食味も良好。
陽光
大玉で甘さと酸味のバランスがよく、濃厚な味わいが楽しめる。
大玉な上に日持ちがよいため、贈答品としても使われる。歯ざわりが良く、食味が優れている。
茜
果実の大きさは190~250g程と小ぶりで、やや偏円形の形をしています。果皮は全体に鮮やかな濃紅色で、ロウ質が多く付いているので少し磨くとピカピカに艶が出ます。
金星
「ゴールデンデリシャス」と「国光」の交配種と考えられているが、疑問とする説もある。薄い黄色をしていて、果肉は適度なかたさ、水分は若干少なく、酸も少ないが、甘みが強い。独特の風味があり、香りと甘みのバランスの良さが特徴です。
昴林
果形は円形~長円形で果皮の着色は良く、果実全体に縞状に明るい紅色に果実の果底部まで着色する。果肉は黄白色で多汁、肉質は緻密で堅く蜜が入る。
さんさ
さんさは「つがる」と同時期の早い時期から収穫されるりんご で、日持ちも良く、さっぱりとした甘さが特徴のりんごです。
スターキング
スターキングは、「デリシャス」の枝変わりとしてアメリカで誕生した、濃い赤色が特徴のりんごです。
最近ではあまり見かけませんが、香りも良く甘みも強いりんごです。
スターキングは、「常温貯蔵だと果肉がボケやすい(スカスカになる)ので、冷蔵庫などでの低温貯蔵に向いています。
ハックナイン
名前は英語ですが日本のりんごです。
大玉で、果汁が多く、少し柔らかいです。
北斗
青森県りんご試験場によって交配・育成された、いわばりんご界のサラブレットです。陸奥とふじの血を引くだけあって味も抜群・・・ですが、さまざまな原因(芯カビなど)によりあまりメジャーではありません
陸奥
大きく色艶もいい・・・ということから、非常に見栄えする種類です。贈答用(寿や祝などの文字が入ったりんご)として活躍する一方、ジュースやお菓子作りにも使われます。サッパリした味わいと強い香り、貯蔵性の高さが特徴といえるでしょう。
かんき
果実は円形で大きさは300~340g程度、果皮の色は果梗周辺のくぼんだりんご部分は黄緑色で、本体は黄色地にやや濃い紫紅に色付いています。サビはほとんどなく表面のろう質も少ないです。
王林
福島生まれのりんごで、代表的な黄色りんごです。果実の形は卵型で、中形の大きさです。甘みが強く、酸味はほとんどないりんごで、肉質が緻密で詰まっており、シャリシャリ感が抜群です。
ネロ
大きさ300~400g、円形で、鈍紅色。果肉は淡黄色で硬く、やや粗雑な感じがします。酸が少ないのでかなり甘く感じますが、味に深みが無くやや淡白だなと思いました。早成り豊産性ですが、熟期が不揃いで、収穫前落下があるということです。
やたか
赤色縞明瞭に着色、大きさは350~450gと大きい。果肉は黄白色、蜜が入り、甘味は高く、酸味は弱いりんごです。
デリシャス
大きさ300g前後、長円形、黄色地に暗紅の縞がはいります。肉質はややち密、多汁で甘みに富み、微酸、芳香強く、食味は良好な世界的品種で、欧米では一番多く栽培されている品種です。青森における収穫時期は10月中旬です。ゴールデンデリシャスとは無関係
ゴールデンデリシャス
果実の大きさは250~300gで中程度、果形は円~長円形。果皮は黄色です。開花後、1ヶ月あまり雨が降らないと
肌のきれいな果実になるのですが、日本では時々雨が降り、無袋栽培では、果点がはっきりとした、ざらついた感じの、さびの多い果実になることが多いようで
す。デリシャスとは無関係
黄王
1994(平成6)年に登録されています。黄色いりんごであることから「黄色い王様」をイメージした岩手県のオリジナル品種。成熟期は9月です。
姫神
品種名は育成地(岩手県盛岡市)から遠望できる姫神山に因んだ名前です。
果実の大きさは300g前後。果形は長円でやや円筒形に近く、王冠があります。果実表面は全面褐紅~鮮紅色に着色。果肉の色は黄白で、蜜が入ります。
美丘
2002(平成14)年にさしゃという名で品種登録されたりんごで、さしゃを漢字にすると紗々ですが、チョコレートに同名のものがあり ますので、仮名で表しました。出願時の名称はゆらぎでした。
しかし、事情により、2010(平成22)年から、種苗会社の商標名(Trademark)を 美丘(みおか)とし、苗木、果実ともに、この商標名を使うことになりました。今まで使われたさしゃという登録品種名は無くなりましたが、さしゃの名は消費
者の間にも大分浸透していますので、ある期間、愛称としては残るかもしれません。収穫期は11月上旬です。
レッドゴールド
果実の大きさは250g前後、果形は円~やや扁円形、着色は全面に濃紅色。果肉は黄白色、果汁が多く、甘味が強く、蜜が入り、適期の果実はよい食味です。果肉、特に果皮付近の果肉に赤い色のついているものが多くみられます。
レッドデリシャス
アメリカ原産のデリシャスの枝変わりです。1928(昭和3)年に、J.L..Johnson氏によって発表され、1956(昭和31)年に農林省がアメリカから日本に導入しました。
シナノゴールド
長野県果樹試験場で「ゴールデンデリシャス」と「千秋」を交配させて誕生し、平成11年に品種登録されました。 糖度は14~15%と甘く、適度な酸味も加わり、甘酸バランスの取れた爽やかな味わいのりんごです。
また果汁が非常に多く、ジューシーでサクサクとした食 感も人気の秘密です。長野県オリジナルのりんごとして、「秋映え」(10月上旬) 「シナノスイート」(10月中旬)と併せて「シナノ3兄弟」とも呼
ばれています。甘さと酸味のバランスが非常によく、歯ざわりも非常によいりんご です。
ジョナゴールド
ジョナゴールドは、さわやかな酸味と甘みが特徴のりんご で、旬のものは果肉も引き締まってとても美味しいりんごです。
スーパーなどでは、「ジョナゴールド」「ジョナゴール」などの名前で売られています。
ジュースやお菓子作りにも最適なりんごです。
旬のジョナゴールドはとても瑞々しくて美味しいですが、ボケると折角の食感が損なわれるので、貯蔵には注意しましょう。