身近な雑学で常識だと思ってた知識の真実は違っていた
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1.①アルコールを飲むとエッチになる?
アルコールは、人間の理性という仮面をはずしてしまうようですね。誰かの本音が聞きたい時は、とことん飲ませてみるのも一つの手かもしれません。意外な素顔がわかって、親しみを覚えたり、逆に大嫌いになったり。
笑い上戸という酒癖はよく聞きますが、ふだんの姿からは想像もっかないような醜態を見せる上戸(と言うのかどうかわかりませんが)も、少なくないようです。
「アルコールが入ると、裸を見せたくなっちゃう」
「飲んだらみんなにキスしちゃうこの癖、直したいんだけどな」
「酔うとまわりがみんなハンサムに見えて、どうにでもしてって気になっちゃうのよ」危ない、危ない。
私たちの大脳は、三段重ねになっています。
一番奥は、生きるためだけに働く脳幹。
中間には、本能や自律神経系を受けもつ大脳辺縁系。
もっとも外側に大脳皮質があります。
われわれ人間は、煩悩の塊。時には本能の欲するままに、暴走したくなる。でもそうなれば、個人が崩れます、社会が崩れます。
大脳皮質は本能暴走族の取り締り役なのです。
でも、取り締り役もアルコールには弱いのです。酔っぱらって、ついお役目もおろそかに。
こうなれば、本能の天下。エッチ心が頭をもたげてくる。
また、ハンサムも増えて見えるのです。アルコール性エッチも、後悔のないように、気をつけてください。
2.②お風呂で血行が良くなる?
お風呂は一人で入れば、体も心も休まるリラクゼーションの場。
誰かと一緒に入れば、暖かなコミュニケーションの場になりうる、ステキな空間ですよね。
銭湯では、知らない人とでも親しくなってしまうことだってあるでしょう。ハダカのつき合いという言葉もありますもんね。
子どもたちと一緒に入れば、いつもより話がはずみます。
赤ちゃんとのゆっくりとしたひとときも、お風呂ならでは。
ダンナ様との愛も、お風呂の中ではより一層確かめ合うことができるのではないでしょうか。一度お試しください。
その上、温まることで血液の循環が良くなるとか。
こんな虫のいい話、あるのでしょうか。
一般論としてはイエスです。でも、ちょっと待ってください。
日本のお風呂は一般に高温。高温浴には、発汗がつきもの。
これは新陳代謝として、歓迎です。
しかし、血液的に見ると、どうでしょう。血液は、水分のなかに血球が浮かんでいる仕組みです。
多量に汗をかくと、血液中の水分は汗となって失われます。
すると、血液は濃縮します。ジュースならば濃縮でもけっこう。でも、血液では困るのです。
血管を通りにくくなる。血圧が高くなって、高血圧。
さらに血管が破れて脳出血もあり得るのです。
危険を防ぐには、低温長時間浴がおすすめです。低温ならば発汗も少ない。長時間浴で、深部まで温まります。
③3.フケが多いとはげやすい?
髪のかたさ別に始まって、数え上げればキリがありません。
おまけに男性用、女性用、中性用(これはありませんか?)と区別してあるものだから、ヘアケアコーナーはバラエティーに富んでいて、いったいどれを選べばいいのか迷ってしまいます。
そうそう、フケを防ぐ成分配合っていうのも、なかなかの売れスジだそうですね。なにしろフケは、どんなにステキな人をも不潔な人にしてしまう、とんでもないシロモノですから。フケの正体は、正せば頭の皮膚。
それがはがれてしまうわけですから、フケの多い人はハゲやすいって話、ありそうですね。
ハゲが始まると、フケが多くなる。こういう報告が少なくありません。
ハゲには、男性ホルモンが少なからず関係しています。昔から、男性ホルモンはハゲ促進ホルモン、女性ホルモンはハゲ抑制ホルモンと言われてきました。
しかし、最近の研究では、ホルモン以外にも、ストレスの影響が大きいことがわかってきました。ストレスに関しては、女性も同じ。驚くなかれ、女性のハゲも増えているのです。
また、ストレスにはフケがつきもの、という事実をご存知ですか。
漢方医学でも、フケを精神的疲労の証拠として、処方の重要な手がかりとしているくらいです。
だから、フケが増えればハゲということになるのです。
4.④筋肉を鍛えるとセックスが強くなる?
野球選手のあの筋肉の張ったお尻、ムッチリとした太もも、そしてたくましい腕。さぞかし夜のほうも強いのでは、と野球中継を観戦しながら、よけいな妄想にかられたことはありませんか。
土依上で体と体をぶつけ合って力や技を競う力士たちを見て、あの大きな体だと、どんな体位でスルのかしら、などと、いらぬおせっかいをやいたりはしていませんか。
体が資本のスポーツ選手たち、私生活でも強いのでしょ
うか。
「家に帰ってまで、力を使ったりしないんじゃないの」
「持久力はありそうよね。それに瞬発力も」
「あの筋肉だもの、絶対スゴイわよ」
いろいろな意見が出ましたが。
セックスは脳からの産物。筋肉からではないのです。ですから、脳が疲れていれば、グッドセックスはあり得ません。しかし、セックスにはストレス解消という役目もあります。
「今日は頭脳プレーの連続」。こんな時には、鍛錬しぬいた筋肉の助けで、スーパーセックスとなるでしょう。
つまり、筋肉には、セックスそのものを生む力はゼロ。
でも、補助的にはすばらしい働きをする。やはり、スポーツ選手のセックスは強い、と考えていいのです。
しかし、女性スポーツ選手の場合は、少し違います。かえって弱くなるかもしれません(おっと、失礼)。理由は激しい運動で、女性ホルモンの分泌が停止または抑制されるから。
男性ホルモンが少なくなれば、やはりセックスは弱くなるでしょう。
5.⑤身体を洗うと風邪をひきやすい?
髪を洗ってから体を洗う人。
どんなにゆっくり入っても10分間で洗って出て来る人。
別にのんびりしているわけでもないのに一時間も入っていて、家族が心配して様子を見に来る人。
朝シャンどころか、朝シャワーしないと出かけられない人。
清潔症候群と言われるほど、今の世の中キレイ好き人間があふれているようです。
でも、洗いすぎるとかぜをひきやすい。何だかそんな気もします。
細菌やウイルスは、人体の中に入ってこそ、生きのびる道があるのです。
そして、まず皮膚に取りつくことになります。
一方、人間側だって、ボーっとしているわけではありません。皮膚の細菌やウイルス除けの壁があるのです。
壁の仕組みの一つは、密な細胞層です。二つめは、表皮の剥離です。
たとえ、細菌やウイルスが表皮に取りついても、はがれてしまえばそれまで。表皮のはがれはアカという形で行われます。入浴でよく洗えば、細菌やウイルスの棲みついた表皮もアカとして落ちる。落ちれば安全。カゼもひかない。
6.⑥白髪は抜くと増える?
鏡の前で髪をとかしながら、ひょいと見つけた白髪。
年々増えていくようで不安になってきますよね。
黒い髪とは違って、なんだか変に丈夫そうで、短い白髪は、まるで自己主張するかのようにピンと立っていて、なまいきです。うまく黒髪の中に隠したつもりでも、ちょっと気どって髪をかきあげたりすると、知らないうちに顔を出してしまいます。
白髪染めを使う程の量でもないし、思いきって抜いてしまうのも手だけれど、抜くと増えるって言いますよね。
「関係ないんじゃないの。増える時は抜かなくても増えるよ」
「そうかな。抜いてから増えた感じがするよ」
「あたし、抜いたら、増えた」それはウソです。
ウソでなければ、白髪を心配するあまりの気分的なもの。
毛根には、メラノサイトという細胞があります。そこでメラニン色素が作られ、毛の色をなしています。
しかし、毛の太さ、数でも、色は大きく変わります。
ここで注目。毛の色を左右するメラノサイト細胞は、毛根にあるのです。
だから、いくら毛自体を抜いても切っても、毛根には影響ゼロ。白髪は増えません。
ちなみに、日本人の白髪は、30代から始まると言われています。
進行速度は、女性より男性のほうが速く、多発地帯は側頭部がナンバーワン。次に頭頂部、恥毛、眉毛、ひげの順です。
7.⑦最適な勉強方法は?
試験勉強していたころを、ちょっと思い出してみてください。
「英単語カードを作った」
「教科書にアンダーラインをひいた」
「辞書を破って食べたもんだ」
「チェックペンを使って覚えた」
覚え方ひとつで、トシがバレてしまうと言っては、大げさでしょうが、みなさん苦労されていることは同じ。
カードを作ったところで、ホッとして力尽きてしまったり、中には参考書を買っただけで、もう安心してしまった。
今、当事者の受験生たちにとっては、死活問題。
どんなアドバイスをしてあげたらいいのでしょう。
マジック七法、連想法、睡眠記憶法などです。
マジック七法は、七という数字は記憶の限界として、七つ以上の事柄を、三つと四つに分けて覚える方法です。
連想法は、記憶する事柄を、ある現象に関連づけて記憶する方法です。
また、覚えてから記憶する間眠れば、不要情報が入らず覚えやすいだろうというのが、睡眠記憶法です。
もっと簡単な方法をという人には、総力法をおすすめします。脳のもつ力を総動員するのです。見る、声を出して読む、書く。これだけでも、三つの分野が参加したことになります。
参加する分野が多いほど、記憶に残る。
やはり、音読がおすすめ。
①卓球のラケットはなぜ赤と黒なの?
ボールは、多くの大会で自色からオレンジ色に変えられ、ユニフォームも年々カラフルになっている。
かつては、「暗いスポーツ」と陰口をたたかれた卓球も、じょじょにイメージチェンジをはかっているわけだが、ラケットのラバーだけは、いまも赤と黒という組み合わせの選手が多い。それ以外でも、濃い青や濃い緑といった地味な色が目立つが、その理由は、国際大会では赤と黒しか認められていないからである。
日本国内の試合では、茶色や橙、黄、栗、紫なども使えるが、それでも白色以外で、反射しないことなどが条件となっている。いずれにしろ、見た目には地味な色を使わなければならず、多くの選手は、国際ルールに準じて、表と裏を赤と黒にしているのである。
ちなみに、ラケットの表と裏で、ラバーの色が違うのは、試合中、どの面で打ったか、相手にわからせるためである。そのため、卓球の試合前には、対戦相手のラケットをチェツクし、表裏のラバーの質を確認することになっている。
②ラグビーボールは、なぜ楕円形なのか?
ラグビーボールが楕円形であることは、ほとんどの人が知っているだろうが、なぜ楕円形になったかについては、諸説ある。たとえば、昔のボールは丸かったが、引っ張り合っているうちに楕円形になったというもの。むろん、この説は、間違い。
楕円形のラグビーボールを初めて作ったのは、イギリスのラグビー校の向かいにあったギルバートという靴店。ご存じの方も多いだろうが、ラグビーというスポーツは、ラグビー校のエリス少年が、サッカーの試合中、突然、ボールを抱えて走り出したことがきっかけで生まれた。
そこで、ラグビー校の少年たちが、軽くてよく飛ぶボールを作ってほしいと、学校の前にあった靴店に頼んだ。その店の職人が、豚の膀脱をふくらませて、上から革で包んだボールを開発。
豚の膀脱が楕円だったことから、ラグビーボールも楕円形になったというのが、正しい経緯である。 ギルバートは、いまでもラグビーボールの名ブランドとして知られている。
③ラグビーのゴールポストが「H」型の理由
ゴールキックやペナルテイキツク、ドロップキックなどが「H」型の横木より上を通過すれば、得点できる。
1846年のルールには、「ゴールに向かってキックされたボールが、守備側プレイヤーの衣服や体のどこにも触れずバー(横木)を越えればゴールである」と書かれている。ラグビーフアンのなかには、「相手選手の体に触れる?」と疑問に思う人もいるだろうが、そのルールの続きはこうなっている。
「しかし、プレイヤーは、ボールのゴール通過を防ぐため、バーの上に立つようなことをしてはならない」。
つまり、当時は、ゴールポストをよじ登り、ゴールを防ごうとする選手がいたということだ。そもそも、このゴールポストを「H」型にして、得点になるのは横木より上を通過した場合にかぎったのは、なかなか点が入らないようにする工夫だったと考えられている。
なにしろ、1846年当時のルールには、「5日間あるいは3日間試合しても無得点の場合は引き分けとする」とある。ラグビーは、それくらい長時間楽しむゲームだったのだ。
④野球のボールにはなぜ縫い目がある?
野球のボールには、108つの縫い目がある。もちろん、この縫い目によって、表面の牛革や馬革をつなぎとめているのだが、縫い目の存在理由は、それだけではない。野球を面白くするために、大きな役割を果たしている。
たとえば、空中に打ちあがったボールは、ふつう、空気の抵抗を受けて失速する。ところが、ボールに縫い目があると、ボールの後ろにできる乱気流が小さくなる。すると、空気抵抗を抑えることができ、ボールを遠くまで飛ばすことができるのだ。
もし縫い目がなければ、ホームランの数が減るばかりか、どこへ落ちるかも予想がつかなくなり、野球にならなくなってしまうだろう。
また、縫い目があることで、ピッチャーがスピン(回転)をかけたとき、空気がボールにからみつきやすくなり、カーブやスライダー、フォークボールなどの変化
⑤バレーボールの「バレー」ってどういう意味?
「Jリーグ」の″柳の下″をねらって「Vリーグ」を立ちあげてみたものの、いま一つパッとしないバレーボール。
かつては、日本の人気スポーツの一つだったのだ「東洋の魔女」たちが東京オリンピツクで金メダルを獲得して以来、『アタックNo1』や『サインはV』など、子供向けのアニメやドラマなども登場して人気を博したものだ。最近は、某テレビ局が「バボちゃん」なるキャラクターを作ってPRしていたが、往時の人気には及ぶべくもない。
ところで、「バレーボール」の「バレー」とは、どういう意味だろう。
じつはこれ、テニスやサッカーでも使う「ボレー」のこと。「Vリーグ」でもわかるように、英語の綴りはvolleyball。ボレー(volley)と同じだ。ボールが地面に着く前に打ち合う競技だから、ということで、volleyballと名付けられた。
バレーボールが生まれたのは、1895年のこと。米マサチューセッツのYMCA体育主事ウィリアム・モーガンという人が考案し、当初の名前は「ミノネット」。1917年、全米統一ルールができた際に「バレーボール」と改名された。もしも「ミノネット」のままだったら、某テレビ局のキャラクターは「ミノちゃん」だった
かもしれない?
⑥審判が、いちばんたいへんなスポーツは何か?
「審判がたいへんなスポーツ」といっても、どのスポーツもそれなりにたいへんだが、肉体的にもっともきついといわれるのは、ラグビーである。広いグラウンドで両チーム合わせて30人を相手に、たったひとりで前後半40分ずつ、合わせて80分も走り回ってジャッジしなければならない。
といえば、サッカーのレフェリーも90分間も走り回ってたいへんだろうと思う人もいるだろう。だが、サッカーのレフェリーは、基本的に副審(タッチレフェリー)がいない側の対角線上を走ることになっているが、ボールの移動スピードが速いため、すぐにボールが戻ってくることが多く、運動量は思うほどには多くない。
それに比べると、ラグビーは、基本的に選手のランニングに合わせてボールが動くため、レフェリーはそれを追ってピッチ上を縦横無尽に走り回らなければならない。さらに、モールやラックなど、ボールが選手の陰になる場面では、必ず、間近まで走り込んで状況を確認する必要もあり、運動量が尋常ではなくなってくる。
しかも、ラグビーのレフェリーは他に仕事を持っている人が多く、サラリーマンが本職のあるレフェリーは、毎日昼休みにハードなジョギングを行って、体力づくりに努めているという。
⑦耳に水が入ったままだと中耳炎になる
プールでひと泳ぎして、プールサイドに上がった瞬間、突然耳の中が、″ゴロッ″ と鳴って、これはいかん、とあわてて片足トントンで水を出した経験、誰にでもありますよね。
ほとんどが、すぐに出てくるのだけど、なかなか出てこないひねくれた水もあるようです。
忘れた頃に、温められた水がトロッと出てくると、気持ち悪さと同時に快感でもありました。
あの水がいつまでも耳に残っていると、中耳炎になる。これは子どもの頃よく言われましたよね。
「耳の中で腐っちゃうから早く出さないと」
「中耳炎になったら治るのに時間かかっちゃうのよ」
ってね。
私の父は耳鼻科医でした。私は大の水泳好き。ある日、ツーンと鼻を突く軽い痛みがあって、耳がふさがれたような気みがしたのです。耳痛が激しくなり、父に診てもらったら、中耳炎。
耳は、外耳、中耳、内耳に分かれ、外耳と中耳の境には、こまく鼓膜があります。これが破れていないかぎり(慢性中耳炎があれば、鼓膜に孔がある)、水は中耳に入らないのです。
水泳中の中耳炎は、耳からではなく、鼻から。鼻の奥には中耳につながる管があります。プールの水は、いくら消毒してあっても、雑菌がたくさんいます。鼻から入った水が、中耳に到達し、中耳炎を起こすのです。でも、耳に水が入ったままだと、外耳炎や鼓膜炎などになる可能性もありますから、片足トントンは絶対に必要です。
⑧テニスボールには、なぜ毛がはえているのか?
硬式テニスのボールは、一見、毛がはえているように見える。 テニスが、より楽しくなるようにと、さまざまな材質を試した結果、フェルトを貼り付けるようになったからである。
ちなみに、ビリヤード台に貼ってあるクロスも、同じフェルトである。 フェルトは、引っ張りや摩擦に対して、非常に強い。
だから、硬式ボールは、軟式のゴムボールのように飛びすぎることがない。さらに、テクニックしだいで、スピンやバックスピンなどいろんな球種を打つこともできる。世界のトッププロの華麗なテクニックを楽しめるのも、あの毛があるからなのである。
ただし、フェルトがすり切れると飛びすぎるので、公式試合では、主催者がボール交換の時期を決めて、ボールの状態に細心の注意が払われている