誘いや依頼を相手に不快に思われることなく上手な断り方
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人間関係が続く限り、何かに誘われたりお願いされることは必ずあるはずです。それが良好な人間関係なら喜んで誘いに乗ったり、依頼されたことに応えると思います。
でも良好ではない関係ならどうでしょうか。できるなら断りたいですよね。また、どうしても他の用事や予定がある場合もあるので、必ず期待に応えれるとは限りません。
それは人間関係において仕方のないことですが、一番やっかいな部分でもあります。そこで断り方でも、あまり影響の少ない方法を考えてみました。
日本人は特に表現が豊かなのでたくさんのパターンがあります。
パターン1「仕事編」
「仕事で…」人間、お仕事をしてお金を貰わなければ生活していく事は出来ません。ですから「仕事が片付かなくて」という理由は一番角の立たない断り文句でしょう。ですが、多用しすぎはNGです。
「アイツいつも仕事で、って言うけど・・・」と、思われるようになってしまいます。更に、同僚・上司からの誘いの場合、同僚に自分の仕事量がバレてる可能性が高いですから、使えない場合もあります。
「資格をとるための勉強をしなくちゃいけないから。」土日などでも使用可能
パターン2「家の用事編」
生活の基盤である「家庭」を理由にするのも、角が立たない断る理由だと思います。ただし「身内を不幸な状況に仕立て上げる」のは縁起が悪いことですし、下手をすると会社から事情を聞かれたりするので(お見舞金等の相談など)、やめましょう。
オススメは家族内での外食、家族の誕生日等の理由にしておくことです。しかし、一人暮らしの人はあまり使える理由ではないので注意が必要ですね。
嫁の具合が悪いので
こどもの誕生日で
両親が来るから
親戚の用事
パターン3「先約編」
別の友人との外食など、先約がある場合も無理強いして誘おう、という人はそうそういないでしょう。いくら会社の上司・同僚だからとはいえ、アナタにも会社以外の友人関係がある事は理解してくれるはずです。
パターン4「体の不調編」
「頭痛がして」「腰が痛くて」など、誰にでもある体の不調を理由にしてお誘いを断りましょう。体に不調がある相手を無理矢理誘ってはこないでしょう。
パターン5「お金編」
「お金がない」では威力が弱いかもしれませんが、「あと500円しかない」とかリアリティを加えれば効果があるでしょう。
パターン6「ハプニング編」
故障、修理、事故
飲み会のうまい断りは、その人その人でかなり変わると思います。
私の場合、独身で、お客様先へ派遣と言う状態のため、
ごめんなさい。その人は自社の飲み会のため、参加できません。
とかごめんなさい。その人は、地元の友達の結婚式の打ち合わせがありますので参加できません。
その日の夜、私の運転で友達出かける予定がありますので参加できません。
とかですね。
もし、参加した場合、
自分が飲めることを知ってる人がいる場合
上に記載してる言い訳を少し改良。
すみません。今日の夜、私の運転で友達出かける予定がありますのでお酒はちょっと。飲めないです。
とか
明日、健康診断がありますので、お酒は控えるように言われています。(土曜日も健康診断やってる場所があります)
とか
すみません。お酒は前回の健康診断で控えるように言われてます。
とかですね。
でもって、今後の断り方のアイデアですが…
①別の飲み会が設定されていると嘘をつく。「飲み会? いいですよ。 …あ、ちょっとまって、…すみません、先約が入ってました。また今度誘ってください!」
②体力的・金銭的にきつい旨きちんと述べて断る。きっと「みんなだってしんどいし、お金はないんだから…」などとなだめすかしされるでしょうが、頑として断ります。数回毅然として断れば、あまり誘われなくなると思います。
③誘われたら即座に「行きます!」と積極的にOKしておいて、数日前に「すみません、とってもお世話になった大変恩義のある人から呼び出されまして…」とか、当日、身内の急病人を発生させてドタキャンする。この手は何度も使えませんけど。
④あなたが既婚者であれば、奥さんやお子さんを病気や急用にしてダシにします。「実は家内が病弱で…」とか「今、私の親が私の家でずっと寝込んでいまして…」などと言う。
いずれにしても、おわかりかと思いますが、嘘をつくという行為は、できるだけしないほうがよいですね。ばれたらものすごく気まずくなりますので。という意味では、最初は辛いけど、②が結局よいのではないかと考えますが、いかがでしょうか。
とりあえず、身内の不幸を理由にするのはやめましょう。バレた時の取り繕いが大変です。
行きたくない理由を、やんわり包んだ感じでお伝えするのが、先方さんにも失礼がないです。例えば、
そのような晴れがましい場に、私は不釣合いだと思うので、お断りしたいのですが。
私よりも、その場に相応しい方がたくさんおられるので、その方々をお呼びするのが、会の趣旨に沿うと思います。
といった感じで上司に相談されては? そういったやり取りの中で、同僚や知り合いの出席がOKされたら、気が進まなくても出席した方が良いでしょう。
最近は、こういった飲み会を敬遠する若手社員が増えたと、嘆く上司も多いそうです。お酒の席では素を出す人も多いので、腹を割った人間関係が生まれることもあります。
飲み会の断り方は「同窓会のため」「携帯の修理」「旧友との食事」「大学時代の友達との食事」「友人の結婚式二次会の打ち合わせがある」「家族の誕生日のため」「友人の誕生日のため」「彼氏or彼女の誕生日のため」「家庭の用事で」「前から決まってた飲み会があるため」とりあえずここらへんで。で、お酒の断り方はね、「すみません、お酒飲めなくて」と言うだけでいいと思います。
よう‐じ【用事】しなくてはならない事柄。用件
友達に「遊びに行こう」と誘われた時に、「既に別の友達と遊ぶ約束をしている」「病院へ行く」「単にその人と遊びに行きたくない」などの場合、「用事があるので」と言って断ることがあります。理由を詳しく説明したくない、するのが難しい時に便利です。
でも、学生が学校を休む時、会社員が会社を休む時に「用事があるので」は使えません。授業に出席したり、会社に出勤したりする以上に大事な「用事」はないからです。
もし、本当に体調が悪くて休む場合は「用事」と濁すのではなくハッキリどこがどう悪いのか説明しなければなりません。
だから、「用事」はプライベートな場面で使うことが多いと思います。そして、その内容を言いたくない時、言う必要がない時に使うと思います。
先ずはどんな場合でも即答は避けましょう。
取り敢えず即答しないことで相手にも何かが伝わります。
「是非、行きたいなぁ。でも、まだ予定がつかめていないから。いつまでに返事すれば良い?」
みたいな感じだと、とにかく最優先事項ではないことは伝わります。
別に、嫌な印象は与えないし、こちらを優先しろって思うならその程度のお付き合いでしょう。
で、よく考えてから返答するか、ドタキャンしちゃ悪いからメンバーから外しておいてって言います。
あなたは自分から誘った事がありますか?
誘う側は
あなたを誘うのはいろいろな基準があるでしょうが、あなたを誘う事でなんらかの益(誘う側に)があるからです。(だから断るなと言う事ではありません)
用事があるから…で断る…のは誘われた事を拒否したのではなく時間があわない…からの拒否の仕方です。
それだとあなたが行きたくない誘いを明確に意思表示した事になりません。
○○はダメ!(言い方はマイルドに…)と言ってあげないと相手もあなたが苦手な誘いをし続けてしまいます。
相手もあなたの主義を知りませんから嫌々なあなたを誘い続けてしまいます。
お互いいい事ありません。
「ごめん。カラオケ(遊びの対象)は苦手」
「最近寝不足でしんどい。寝る」
「目医者(耳鼻科/病院)行ってきますー」
「人多いところ苦手」
「というか日差しがきつくて外にでられない」
ちなみにドタキャンするときは
1、体調が悪い系
2、習い事が急に入っちゃった系
3、家族や身近な人が病気になったから
4、看病しないといけない系
病気の種類は「風邪」「頭痛」「吐き気」「倦怠感」「足が痛い」「腹が痛い」「貧血」のバリエーションです。
当日キャンセルの場合
「急に親に用事頼まれちゃったから遊べない」
「頭痛・腹痛・風邪などの仮病」など
前もって断る場合
「その日は他の事(別の用事)しなきゃいけないから無理」
「今ちょっとお金ないから遊べない」など
断るというのは、時として信頼関係や友情を失ったりする場合があり、その判断は難しい時がありますが、どうしてもやむをえない場合は、事情をよく説明して理解を求めてください。
大切なのは相手が納得できるよう、断る理由をしっかり説明することです。
断らなければいけないことがわかったら、職場や仕事先など、話す相手によっては、事前にしゃべる理由を考えておくのも、良いかもしれません。
親しくない相手の場合は、どんな断り方をしても、こちらの言い分を意外なほど素直に受け入れます。義理に声をかけてきたことが見え見えです。こういう場合は、都合が悪くなくても断りましょう。
また、いずれの場合でも、安易に葬式や法事を断る理由に持ち出すのは控えましょう。
最後にしっかりと謝罪の言葉を述べることが大切です。
謝った後は、しっかり代替日を設定することで、予定のことを気にかけていたんだ、という気持ちを示すことができます。
好イメージを与えるノーのいい方
相手を傷つけない断り方
相手の立場を理解する「断られたら相手も困ることだろう」といった気持ちがあれば、表情・動作にもそれが現れる。断りは、お詫びと同じように丁重さが何より大切。
相手を責めるいい方をしない 相手の不首尾、能力に触れる発言は絶対禁止。断るのは自分の事情が許さないからで、相手が悪いからではないということをしっかり伝える。
断り方のテクニック
Yesに比べればNoのほうがはるかに難しいが、断る際に次のような気づかいを示せば、相手の怒りを買うことはなくなる。
相手を思う
誠実な態度で断り、切り捨てる印象を与えない。傷つけない表現をする 無理、できないなど、否定のことばを直接使わない。「できかねます」「荷が重すぎる」なら、相手も引き下がりやすくなる。その場しのぎの嘘をつかないこちらの事情をありのままに告げるか、状態を見てもらう。これなら無理だと、納得がいく。
自分の能力の範囲を明確にする
能力の範囲を越える仕事と、はっきり限界を示す。
相手に話す機会を与える 相手もいうべきことをいい尽くせば、打てるだけの手は打った末に断られたとあきらめがつく。次回につなげる 断り方に誠意がないと、相談もこなくなる。「次回はぜひ協力させてください」とやる気を示しておく。
前向きなノーのいい方
社内・社外の相手によって次のことばを上手に使い分けたい。
誠意を表すクッション語
申し訳ございませんが~/恐れ入りますが~/誠に残念ですが~
限界の範囲を示す
私の能力を越えることで~/私には荷が重すぎて/手一杯でこれ以上の余力がなく~/私どもの力不足のため~
ワンクッションを置いて断る
なにぶんともよく検討させてください/少し時間をいただけますか
会社を表にたてる
せっかくですが、社の方針ですから、私個人としては何ともいたしかたなく~
遠まわしに断る
安請け合いをして、かえってご迷惑をおかけすることになりましては~
つながりを断ち切らない
次回にはぜひお役に立たせてください/ほかの件でお役に立てることがございましたらぜひ~/残念ながら今回は見送らせてください
否定的なことばを避ける
~いたしかねます/~できかねます誘いを断る せっかくのお誘いですが、あいにく先約が~