上手な話し方と聞き方のポイントを押さえるだけで気持ちが伝わりやすい
contents
- 1.上手な話し方のポイント
- 2.話題の見つけ方
- 3.聞き上手のポイント
気持ちを伝える上手な話し方
1.上手な話し方のポイント
簡潔に話す
最低限伝えるべき要素は何かを考えれば、話も簡潔になる。周辺の話題にとらわれすぎないこと。
話の順序を整理
結論を先、理由や状況説明はあとにすると話しやすく、焦点も絞られて相手も理解しやすい。
わかりやすいことばを使う
仲間うちのことば、業界用語や専門用語、外来語などを多用しない。
5WlH話の組み立て方
What 何をするのか
Who だれがするのか
(Whom)(だれにするのか)
When いつするのか
Where どこでするのか
Why なぜするのか
How どのような方法でするのか
(How much・How many=どれくらい(予算・費用)・どのくらい(数量)を加えることもある)
2.話題の見つけ方
話がしやすい話題、実感をもとに話しやすい話題を選ぶ。
気候・天気の話
ニュースや流行の話
仕事のこと
趣味のこと
健康のこと
家庭・家族のこと
出身地のこと
知人・友人のこと
旅のこと
住まいのこと
上手な話し方
語尾をはっきり
語尾があいまいで聞き取りにくいと、その話自体が自信が持てないように聞こえてしまう。
相手の顔を見て話す
よそ見をしながらの話には身が入らない。ただし顔は見ても、目をのぞき込みすぎないこと。
相手の反応に合わせて
自分のペースだけで話さず、相手の理解度や反応を見て間をとったり、要点を繰り返したりする。
話は相手が主人公
聞く人がいつも話題に参加できるよう配慮する。「その点は、○○さんはいかがですか」と相手に誘いかけるとよい。相手の質問に答えたあと、同じ質問を相手に振り向けてもよい。
ほめることを忘れない
話の中で、「それはすこいですね」とか「いや、実にうらやましい」とほめれば、話題も盛り上がり展開していく。
避けたい話題
噂話、愚痴や中傷などは話題に取り上げないこと。
話の上手な聞き方
3.聞き上手のポイント
態度で表す 話をよく聞いてますよと態度で示せば、相手も話しやすくなる。
タイミングのいいあいづち あいづちもタイミング次第で話に弾みをつけたり、逆に話の腰を折ったりする。
最後まで聞く 意外に難しいのは最後まで話をよく聞くこと。
途中でわかったつもりになると、見当違いの質問をする。
あいづちの打ち方
あいづちは同意をしたり、興味を示して話を促すためのもの。
話のポイントごとに「なるほど」「そうですね」などのことばをはさんで、話のリズムを上手に作りだせば、相手も気分よく話せる。
異議は話を聞いてから
反対に否定的なあいづちは、話の腰を折ってしまいがち。どうしても同意しかねることがあっても、すぐに異議をとなえない。
そんなときは、「そういう考え方もあるかもしれませんが」「そんなことはないんじゃないでしょうか」「そうですか、とりあえずお考えを伺いましょう」と、それとなく異議を示すことばをさしはさんでおくだけにする。
異議は話のまとまりがついたところでか、聞き終わってからする。最後まで話を聞けば、同意や納得ができなかったとしても、相手の立場や、その結論に至る考えの道筋がよくわかるようになる。
あいづちの使い道
同意を表す
なるほど そうですね まったくです・ごもっとも感心・感嘆を表す いいですね・すばらしいですね・いや、驚きました
促す
いかがですか それから・おもしろそうですね・続けてください
話題を変える
ところで さて
疑問を表す
なぜなのですか・そういうことがいえるのでしょうか どういうことでしょう
確認を表す
とおっしゃいますと ~ということでしょうか ~ということになりますか・そこをもう一度 間違いありませんね
否定を表す
そんなことはないでしょう ちょっと違うんじゃないでしょうか そういうことにはならないのでは そうは思えませんが むずかしいですね
了解を表す
はい・わかりました そういたします
保留を表す
考えさせてください 待ってください
促しや同意を態度で示す
黙ってうなずく