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UNIXの操作はTeratermを使えば格段に使い勝手がよくなる
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UNIXの操作はTeratermを使えば格段に使い勝手がよくなる
用途別に以下の2通りがあります。・システムコンソールからのログイン
・端末(PC)からのネットワークログイン
システムコンソールは初期インストール時やネットワークが使えない場合に使用します。
端末からのログインでは、コマンドプロンプトからの「Telnet」コマンドでも入れますが、「Teraterm」(フリーソフトウェア)を使用すると、使い勝手がよくなります。
1. Teratermの利用方法
(1) 起動方法
画面上のアイコンをダブルクリックしてください。
「ホスト」の部分に接続したいホスト名か、IPアドレスを入力し、OKボタンを押します。
端末からシリアルケーブルで接続している場合(システムコンソール、FWやルータのコンソールとして使用する時)は「シリアル」を選択し、端末に接続しているポートを選んでください。
サーバに接続できるとログインプロンプトが表示されます。
(2) ログの取り方
操作時の履歴を取得するには2種類の方法があります。
(1)全ての入力内容や、画面表示内容を取得する場合以下のように「ファイル」メニューから「ログ」を選択してください。
現在操作している端末上にテキストファイルとして残ります。
必要に応じてファイルの場所やファイル名を変更してください。
また、途中で止めた場合などにオプションの追記を使用すると、既存ファイルへの追加ができます。
(2)必要な部分のみ取得する場合
画面上でマウスの左ボタンを押しながら移動させ、必要な部分を選択します。
反転表示され、クリップボードにコピーされます。
メモ帳等を開き、そのまま「Ctrl+V」または「貼り付け」で選択した内容がコピーできます。
この方法は、コマンドの再入力時には非常に便利な機能です。
何回か同じコマンドを入力する場合には1度マウスで選択しておき、必要に応じて右ボタンクリックまたは「貼り付け(Alt+V)」で入力できます。
通常のウィンドウ操作と違う点は「Ctrl」キーではなく「Alt」キーであることと、マウスの右クリックで貼り付けができることです。
(3) 印刷
画面表示した内容をそのまま印刷するには、前述したマウスでの選択を行い、「ファイル」メニューから「印刷」を行います。
マウスで選択した場合には「ページ範囲の指定」に「選択した部分」が選べるようになります。「全て」を選ぶと1画面分のみの印刷ですので、必要に応じて使い分けてください。
(4) その他設定
使用する環境を設定します。通常は必要ありませんが、ウィンドウの大きさやフォントサイズを変更する場合はこちらから行ってください。
ログアウト
「exit」コマンドにより終了することができます。
終了してプロンプトが表示されなくてもウィンドウが閉じない場合(未接続状態)の時は右上の閉じるボタンでウィンドウを閉じてください。
2 ファイルの印刷
(1) サーバからの印刷
ログインした状態で「pspr ファイル名」を実行する。
また、印刷指示したデータについては「lpstat -t」コマンドで状態を確認できる。
(通常はすぐに印刷されるため、表示されない。)
(2) 端末からの印刷
1.2(3)のTeraTermからの印刷か、ftpによりファイルを端末上に取り込み、メモ帳などで印刷する。
3 その他
通常よく行う操作に状態確認がある。
(1) DISKの使用率
「bdf」コマンド
サーバが認識しているハードディスクの状態を表示する。
(2) プロセスの動作状況
「top」コマンド
現在の動作状況を表示する。
オプションを特に指定しない場合は5秒ごとに表示が更新される。
(3) ネットワークの接続性
「ping」コマンド
対象装置まで接続できるか確認できる。
オペレータが止めるまで表示し続けるため、「Ctrl+C」キーを押し停止させる。
「traceroute」コマンド
対象装置までの経路を表示させる。
FWなどで情報を取得できない装置は“*”で表示される。
「traceroute」と同じネットワークの経路確認をWindowsマシンから行う場合は「tracert」コマンドを使用する。
2. UNIXの応用操作
1 ファイルの転送ftp(File Transfer Protocol)コマンド実行でネットワークに接続されたローカルシステムと
リモートシステムとの間でファイルをコピーすることが可能です。
(1) ファイルの転送
サーバ間でのファイルの転送を行うには“ftp△転送先サーバIP(またはホスト名)”を実行後、putコマンドを使用します。
(実行コマンド)ftp△XXX.XX.XX.XX ←転送先サーバ(TRCサーバ)のIP
上記コマンドを実行すると、ログインを求める画面が表示されますので、
Name:、Passwordを入力しEnterボタンを押下する。
実行後、UNIXからのプロンプトが“ftp>”になっていることを確認してください。
2ファイルの取得
サーバ間でのファイルの取得を行うにはftp△転送先サーバIP(またはホスト名)を実行後、getコマンドを使用します。
3 ファイルの印刷
(1) サーバからの印刷
ログインした状態で「pspr ファイル名」を実行する。
また、印刷指示したデータについては「lpstat -t」コマンドで状態を確認できる。
(通常はすぐに印刷されるため、表示されない。)
注意事項:保守用プリンタに直接出力するため、フォントサイズの変更などはできない。
また、1行の文字数が長いと右端が印刷されなくなる。
(2) 端末からの印刷
(3)のTeraTermからの印刷か、ftpによりファイルを端末上に取り込み、メモ帳などで印刷する。
4 その他
通常よく行う操作に状態確認がある。
(1) DISKの使用率
「bdf」コマンド
サーバが認識しているハードディスクの状態を表示する。
(2) プロセスの動作状況
「top」コマンド
現在の動作状況を表示する。
オプションを特に指定しない場合は5秒ごとに表示が更新される。
(3) ネットワークの接続性
「ping」コマンド
対象装置まで接続できるか確認できる。
オペレータが止めるまで表示し続けるため、「Ctrl+C」キーを押し停止させる。
5シェルスクリプトの書き方
実行したいコマンドを並べることで、簡単にシェルスクリプトを作成することができます。
例えば「sample.txt」を別名でコピーし、圧縮する場合は以下の通りに記述します。
(1)シェルスクリプトの実行
スクリプトは作成した直後は実行権限が付与されていないため、「chmod」で実行権限を付与しスクリプトを実行します。
実行権限の付与方法、スクリプトの実行例は以下の通りです。
(2)変数
変数は文字列や数値などを記憶しておくものです。
変数名には英数字または「_」が使用できます。
上記スクリプトは変数に設定した値を画面に出力します。
(3)条件分岐
条件によって処理を分岐させたい場合は、if文を使用します。
ifのカッコ内に指定する条件(比較演算子)の代表例は下記の通りです。
演算子 意味 記述例
|| 論理和(AかB) if ( A || B )
&& 論理席(AかつB) if ( A && B )
== 等しい if ( A == B )
!= 等しくない if ( A != B )
> より大きい if ( A > B )
>= 以上 if ( A >= B )
< より小さい if ( A < B )
<= 以下 if ( A <= B )
-d ファイルはディレクトリ if ( -d A )
-e ファイルは存在する if ( -e B )
-f ファイルは通常ファイル if ( -f B )
-o ファイルの所有者 if ( -o B )
-r ファイルをユーザが読める if ( -r B )
-w ファイルをユーザが書ける if ( -w B )
-x ファイルをユーザが実行できる if ( -x B )
前頁のスクリプトは、3行目でファイル名を変更し、4行目でコマンドの実行結果を変数に格納しています。6行目以降は、変数「ret」を
参照し、値が「0」なら「コマンド正常終了」と表示し、「0以外」なら「コマンド異常終了」と表示します。
(4)繰り返し
与えられた引数の数だけ、処理を繰り返し実行したい場合は、foreach文を使用します。
foreachの構文は下記の通りです。
スクリプトに与えられた引数「$argv」を変数「loop」に代入し、「echo」コマンドで表示します。
(5)四則演算
加算、減算、乗算、除算の方法を説明します。
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