相手に好印象を与える挨拶・職場で使う人の呼び方
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1.印象の良い挨拶のコツ
人にされる前に自分から声をかける 挨拶は「いつも自分から」を心がけていれば、だれからも好意を持たれる。特に新入社員の場合は、「自分から先に」を守るのがマナー。
だれにでも明るくさわやかに ひと声の挨拶が会話を生み出すための大切なきっかけとなる。他の部署の人や、声をかけにくい印象の上司にも、進んで挨拶するとよい。
挨拶は人間関係を作る
ビジネスを円滑に進めるのが人間関係。挨拶のひと声で、知らない人と親しくなることもできる。率先した挨拶によって、人脈を大いに広げたい。
ご苦労さまとお疲れさま
もし遅刻した人が、威勢よく挨拶しながら入室してきたら、だれもが違和感を持つ。また、新入社員が上司に「ご苦労さん」といったことばづかいをすれば、ひんしゅくを買う。このように、挨拶は、時間、場面、対人関係の上下などにふさわしいものであって初めて、挨拶としての用を果たす。TPOに適した挨拶を交わせるよう、確実な知識を身につけたい。
挨拶にもTPO
ビジネスシーンで注意したいのは、「ご苦労さま」と「お疲れさま」。相手のことを思いやるとつい「ご苦労さま」と声をかけたくなる。「ご苦労さま」は、目上の人が目下の人にかけるねぎらいのことばだ。
2.シーン別の正しい挨拶
朝出社したら おはよう→おはようございます。
退社するときは お先に→お先に失礼します。
退社する先輩・同僚には ご苦労さま→お疲れさまでした。
帰社した先輩・同僚には ご苦労さま→お疲れさまでした。お帰りなさい。
外出するときは 出かけます→行ってまいります。
帰社したときは ただいま→ただいま戻りました。
手伝ってもらったら どうもすみませんでした→ありがとうございました。
席をはずすときは ちょっと行ってきます→電話をかけてきます。15分後には戻ります。
お客様には どうも、毎度→いらっしゃいませ。いつもお世話になっております。
応接室などへの入室・退出時には失礼→失礼いたします。
会釈、礼、敬礼を使い分ける その場にふさわしいお辞儀を使い分けること。特に取引先関係者には慎重にお辞儀する。
相手より早く頭を下げ、遅く上げる あわてず、ゆっくりを心がけ、早くお辞儀のコツをのみこむこと。
姿勢を正しくする 姿勢を正したお辞儀でなければ、形も心も相手に伝わらない。背筋を伸ばし、きびきびと行動したい。
お辞儀は立って行う
職場にお客が訪れたとき、あるいはロビーや応接室で待っているとき、相手が現れたら立ち上がって、体を相手に向けてお辞儀をする。座ったままでお辞儀をしてはならない。「お忙しいところを申し訳ございません」「はじめまして。よろしくお願いいたします」など、その場にふさわしいことばを添える。
お辞儀の呼吸
相手が頭を上げる頃合いを見極めるのは意外に難しい。スポーツなどでは、息を吸いながら運動を始め、呼吸をためたところで力を発揮する。そして息を抜きなが態勢を戻していく。その要領で息を吸いながら頭、を下げていき、ちょうどいい角度で息をためる。息をはきながら頭を上げていけば、お辞儀が早くなることはない。
お辞儀のタブー
相手がお辞儀をしてから行う。頭だけでお辞儀をする。頭を下げて上げるまでを一動作
で行う。よそを向いたままお辞儀する。
役職名は敬称 役職名は、職位を表すことばであると同時に敬称でもある。必ず役職名、または○○課長と名前に役職名をつけて呼ぶこと。敬称にさんづけは必要ない。
身内には敬称をつけない
他社の人に対して自社の人間のことをいう場合には、役職や「さん」づけをしないで、呼び捨てが原則。
課長と課長さん
他社の役職者を呼ぶときは、○○社長、○○課長とする。名前と役職名を一緒に呼ぶこと。役職名がわからないときは○○様と呼べばよい。○○課長では身内感覚のような感じがしていいにくい。だから○○課長さんと呼んでいる、というビジネスマンも少なからずいる。ただし、身内の同僚または役職者を紹介したり、話の中に出すときは、○○と呼び捨てるか、課長の○○というのが原則。
年齢より社歴を優先が基本年少者であっても先輩の場合は、社歴を優先。さんづけで呼ぶ。しかし、後輩でも年上の人は君づけで呼ばない。年長者ヘの敬意を持って、さんづけする。愛称では呼ばない。
職場では、同期で気心が知れているからと「ちゃん」づけや愛称では呼ばないこと。呼び捨ても好ましくない。職場ではさんを。少なくとも君をつけるのがベターだ。
人の呼び方
自分のこと→わたくし
相手のこと→○○様・○○さん。お客様
役職者の場合→○○課長・課長
客の前で自社の役職者のことは→OO・課長の○○
社歴の先輩→○○さん
同僚→○○さん
相手のこと→○○様・○○さん
相手の会社のこと→御社・貴社・貴店・○○会社様・お宅様・そちら様
自社のこと→当社・弊社・わたくしども
他の会社→○○会社様・○○会社さん
役職とその役割
社長 取締役→経営者 トップマネジメント
部長・課長(支店長・工場長)→中間管理者・ミドルマネジメント
係長 主任→監督者 ロワーマネジメント
※課長は、ミドルとロワーマネジメントを兼ねていることが多い。
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