情報満載で便利なものや新発見が目白押しなので必見
ユニックス(UNIX)で使えるコマンド一覧
contents
1.ユニックス(UNIX)について
マルチタスク、マルチユーザを実現した最も古い歴史をもつオペレーティングシステム(OS)です。
OSとは、コンピュータを動かすためのソフトウェアで、Windowsなどが代表例です。
非常に安定したOSであることから、多くの大規模なシステムで採用されており、現在稼働しているWebサーバのほとんどがUNIX系といわれています。
UNIX系のOSのベースは文字を中心としたOSなので、操作するためにはコマンドを覚える必要があります。
ここではUNIXで使えるコマンドを紹介します。
2.ユニックス(UNIX)で使えるコマンド一覧
「A」alias コマンドの別名を登録
「B」
basename パス名からファイル名を取り出す
「C」
cal カレンダーを表示する
cat ファイルの内容を表示する
-b 先頭行から、空白行を含めずに行番号をつけて表示します。
-n 先頭行から、すべての行に行番号をつけて表示します。
-s 連続した空行を1行の空行にまとめて表示します。
-v タブを「~」に、表示不可能な文字(最上位ビットが1の文字)を「M-」に置き換えて表示します。
cd カレント・ディレクトリの変更
chgrp ファイルやディレクトリの所属グループを変更
-c 所属グループが変更されたファイルのみ詳細に表示します。
-f 所属グループを変更できなかった場合にもエラーメッセージを表示しません。
-h シンボリックリンクを変更する場合、そのリンク自身の所属グループを変更します。デフォルトではリンク先のファイルの所属グループが変更されます。
-v 経過を表示します。
-R ディレクトリとその中のファイルを再帰的に変更します。
chmod ファイルやディレクトリのパーミッション を変更
-c パーミッション が変更されたファイルのみ詳細に表示します。
-f パーミッション を変更できなかった場合にもエラーメッセージを表示しません。
-v 経過を表示します。
-R ディレクトリとその中のファイルを再帰的に変更します。
chown ファイルやディレクトリの所有者を変更
-c 所有者が変更されたファイルのみ詳細に表示します。
-f 所有者を変更できなかった場合にもエラーメッセージを表示しません。
-h シンボリックリンクを変更する場合、そのリンク自身の所有者を変更します。デフォルトではリンク先のファイルの所有者が変更されます。
-v 経過を表示します。
-R ディレクトリとその中のファイルを再帰的に変更します。
clear 画面をクリアする
compress ファイルの圧縮/復元(*.Z)
-c 圧縮データを標準出力します。既存のファイルは変更されません。
-d 圧縮ファイル(*.Z)を復元します。復元するファイルの拡張子「.Z」は省略できます。
-f 圧縮後のファイルサイズが元ファイルのサイズを上回る場合でも強制的に圧縮します。
-v 圧縮結果(圧縮率等)を表示します。
-r ディレクトリ内の全ファイルを再帰的に圧縮します。
cp ファイルやディレクトリをコピーする
-a 元のファイルの属性とディレクトリ構成を可能な限り保持します。
-b 上書きされるファイルのバックアップを作成します。
-f コピー先に同じ名前のファイルがあれば、確認なしで上書きします。
-i 上書きされるファイルがあれば、その可否を確認します。
-l コピーのかわりにハード・リンクを作成します。ただしディレクトリは除外します。
-p 元のファイルの属性(タイムスタンプ等)を可能な限り保持します。
-r ディレクトリを中身ごとコピーします。
-s コピーするかわりにシンボリック・リンクを作成します。
-u 同名のファイルが存在する場合、コピー先のタイムスタンプが同じか新しいときはコピーしません。
-v 経過を表示します。
コピー元.. コピーするファイルまたはディレクトリを指定します。コピー先がディレクトリであれば、スペース区切りで複数列挙することができます。
コピー先 コピー先のファイル名またはディレクトリを指定します。
crontab ジョブを自動実行する
-u ユーザー 指定したユーザーのcrontabファイルを操作します。管理者ユーザ「root」でのみ使用できます。
-e crontabファイルを編集します。環境変数「EDITOR」で指定されてるエディタが起動して、ファイルの編集を行ないます。
-l crontabファイルの内容を表示します。
-r crontabファイルを削除します。
cut 文字列を切り出す
[-b位置] バイト単位で切り出します。バイト位置を下記のように指定します。
-b5 : 5バイト目
-b1,3 : 1バイト目と3バイト目
-b2-5 : 2~5バイト目
-b-3 : 先頭から3バイト
-b5- : 5バイト目以降
[-c位置] 文字数単位で切り出します。文字位置を下記のように指定します。
-c5 : 5文字目
-c1,3 : 1文字目と3文字目
-c2-5 : 2~5文字目
-c-3 : 先頭から3文字
-c5- : 5文字目以降
[-f位置] フィールド単位で切り出します。フィールド位置を下記のように指定します。
-f5 : 5番目のフィールド
-f1,3 : 1番目と3番目のフィールド
-f2-5 : 2~5番目のフィールド
-f-3 : 先頭(1番目)から3番目のフィールド
-f5- : 5番目以降のフィールド
[-d 文字] フィールドの区切り文字を指定します。デフォルトのフィールド区切り文字は「TAB」です。
ファイル 切り出す対象となるファイルを指定します。
「D」
date 現在の時刻を表示/設定する
-u グリニッジ標準時を表示します。
-s 時刻 時刻を設定します。
df ディスク使用量を調べる①
-a 空のファイルシステムも含めたすべてのファイルシステムの情報を表示します。
-h サイズの表記にK、M、Gなどを用いて表示します。
-i inode(index node)の使用状況をリスト表示します。
-k キロ・バイト単位で表示します。
-l ローカルのファイルシステムに限定して表示します。
-m メガ・バイト単位で表示します。
-t ファイルシステム 表示するファイルシステム指定します。
-x ファイルシステム 表示しないファイルシステム指定します。
diff ファイルの内容の違いを調べる
-a 空のファイルシステムも含めたすべてのファイルシステムの情報を表示します。
-h サイズの表記にK、M、Gなどを用いて表示します。
-i inode(index node)の使用状況をリスト表示します。
-k キロ・バイト単位で表示します。
-l ローカルのファイルシステムに限定して表示します。
-m メガ・バイト単位で表示します。
-t ファイルシステム 表示するファイルシステム指定します。
-x ファイルシステム 表示しないファイルシステム指定します。
du ディスク使用量を調べる②
-a ディレクトリだけでなくすべてのファイルについて表示します。
-b バイト単位で表示します。
-c すべてのファイルの総計を表示します。
-h サイズの表記にK、M、Gなどを用いて表示します。
-k キロ・バイト単位で表示します。
-m メガ・バイト単位で表示します。
-l ハード・リンクも集計に含めて表示します。
-r 読み取り不可のファイルやディレクトリが存在した場合にはメッセージを表示します。
-s 総計のみを表示します。
-x 異なるファイルシステムは集計から外します。
-D シンボリック・リンクをたどります。
-S 各サブディレクトリを別々に計算します。
ファイル 集計対象となるファイルやディレクトリ名を指定します。
「E」
echo 文字列や変数の値を表示
-e 文字列中のエスケープ文字を有効にして表示します。
-n 改行を出力しないで表示します。
文字列/変数 表示したい文字列または変数名。
exit ログアウトする
「F」
find ファイルの検索
ftp FTPでファイルを転送する
-i 複数のファイル転送中にプロンプトを表示しません。
-g 正規化表現を無効にします。
-n 「.netrc」を使用した自動ログインを行いません。
-t パケットのトレース機能を有効にします。
-v リモートサーバからのすべてのレスポンス情報を表示します。
ホスト 接続するホストを指定します。ホスト名かIPアドレスで指定します。
「G」
grep 文字列を検索する
-c パターンを含む行数のみを表示します。
-h 検索結果の先頭にマッチしたファイル名を同時に表示します。
-i 検索条件に大文字と小文字を区別しません。
-l 検索条件にマッチしたファイル名のみを表示します。
-n 各行の先頭にファイルの行番号を表示します。
-s 存在しないファイルや読めないファイルに対してのエラーメッセージを抑制します。
-v パターンを含む行を除いたすべての行を表示します。
-w パターンの検索を単語として行います。
パターン 検索する文字列を指定します。「文字列1|文字列2」のように「|」で文字列を区切ると、いずれかの文字列にマッチした場合に検索結果が表示されます。検索に用いる文字列は、正規表現で記述します。よく使用されるのがメタ・キャラクターで、ワイルド・カードのような特別な意味を持ちます。メタ・キャラクターについては下表を参照。
ファイル 検索するファイルを指定します。
groupadd グループを追加する
groupdel グループを削除する
groupmod グループの設定を変更
gunzip 圧縮ファイルの復元(*.gz)
-c 圧縮データを標準出力します。既存のファイルは変更されません 。
-f 同名のファイルが存在する場合、上書きの確認用プロンプトを表示しないで強制的に上書きします。
-l 圧縮ファイルのリストを表示します。
-n 元のファイル名とタイムスタンプは保存しないで復元します。
-v 復元結果を表示します。
-r ディレクトリ内の全ファイルを再帰的に復元します。
ファイル 復元するファイル(ディレクトリ)を指定します。拡張子「.gz」は省略できます。
gzip ファイルの圧縮/復元(*.gz)
-c 圧縮データを標準出力します。既存のファイルは変更されません。
-d 圧縮ファイル(*.gz)を復元します。復元するファイルの拡張子「.gz」は省略できます。
-f 同名のファイルが存在する場合、上書きの確認用プロンプトを表示しないで強制的に上書きします。
-l 圧縮ファイルのリストを表示します。拡張子「.gz」は省略できます。
-n 元のファイル名とタイムスタンプは保存しないで圧縮します。
-v 圧縮結果(圧縮率等)を表示します。
-r ディレクトリ内の全ファイルを再帰的に圧縮します。
-圧縮率 圧縮率を1~9の数字で指定します。デフォルトは6です。数字が大きいほど圧縮率は高くなりますが、圧縮に時間がかかります。
ファイル 圧縮(復元)するファイル(ディレクトリ)を指定します。
「H」
head ファイルの先頭部分を表示する
-c N 先頭からNバイトだけ表示します。Nの後に「k」を付加した場合はキロ・バイトに、「m」を付加した場合はメガ・バイトになりま す。
-n N (-N) 先頭からN行を表示します。n を省略して「-N」と記述することもできます。
ファイル 表示するファイルを指定します。
history コマンドの履歴を表示
-h 先頭に番号をつけずに表示します。
-r 最新のコマンド履歴から順に表示します。
表示回数 履歴の表示回数
hostname 現在のホスト情報を表示
-a ホストの別名 (alias) があれば表示します。
-d DNSドメイン 名を表示します。
-f FQDNを表示します。
-i IPアドレスを表示します。
-s 最初のドットまでの短いホスト名を表示します。
-y NISドメイン 名を表示します。
ホスト名 変更するホスト名を指定します。
「I」
id ユーザー・グループIDを表示する
-g グループIDのみを表示します。
-n IDの数字を表示する代わりにユーザー名やグループ名を表示します 。
-r 現在有効になっているIDではなく、実際のユーザーID及びグループIDを表示します。
-u ユーザーIDのみを表示します。
ユーザー 表示するユーザーを指定します。省略した場合は、自分のID情報を表示します。
「J」
jobs バックグラウンドジョブを表示
-l プロセスIDを表示します。
-p 複数のプロセスで構成されるジョブは、最初に実行されるプロセスIDを表示します。
「K」
kill プロセスまたはジョブを終了する
-シグナル
-s シグナル シグナルを指定します。「-s」は省略可能です。指定は数値、またはシグナル名を使用します。※シグナルについては下表を参照
-l シグナル名の一覧を表示します。
PID シグナルを送るプロセスまたはジョブを番号で指定しますジョブを指定する場合は先頭に「%」を付けます。
「L」
less ファイルの内容を1画面ごとに表示する②
-i 検索時に大文字、小文字を区別しません。
-s 複数の空白行の表示を1行だけにします。
-S 画面のサイズよりも長い行については、折り返さないで、表示できない部分は省略します。
-u バックスペースやタブを制御文字として取り扱います。
-P パターン パターン検索をし、その場所から表示を開始します。
-x N タブストップを指定します。デフォルトは8です。
-y 行数 一度に表示する行数を指定します。
ファイル 表示するファイルを指定します。
ln ファイルやディレクトリにリンクを設定
-b 上書きされるファイルのバックアップを作成します。
-d ディレクトリのハード・リンクを作ります。管理者権限が必要です。
-f 同名ファイルがあれば確認なしで上書きします。
-i 上書きされるファイルがあれば、その可否を確認します。
-n シンボリック・リンクを普通のファイルと見なします。
-s シンボリック・リンクを作成します。
-v 経過を表示します。
リンク元 リンク元のファイルまたはディレクトリを指定します。リンク先がディレクトリであれば、複数のファイルを指定することがで きます。
リンク先 リンクするファイル名を指定します。ハード・リンクを作る際には、存在するディレクトリでなければなりません。
ls ファイル・ディレクトリ情報を表示する
-a 「.」で始まるファイルを含んだすべてのファイルを表示します。
-b ファイル名に表示できない制御文字などが使われている場合、8進数形式で表示します。
-c ファイルの属性を更新した時間順にソートして表示します。
-d ディレクトリの内容ではなく、ファイルと同様にディレクトリ名を表示します。
-f ソートせずにディスクに格納された順に表示します。
-i ファイル名の左にインデックス番号を表示します。
-k ファイル・サイズをキロ・バイト単位で表示します。
-l ロングフォーマットで表示します。ファイル名、ファイル・タイプ、パーミッション、ハード・リンクの数、オーナー名、グループ名、バイト・サイズ、タイムスタンプの順に表示される。
-m ファイルを横に並べ、カンマで区切って表示します。
-n ユーザー名、グループ名を数字を使用して表示します。
-p ディレクトリ名の最後に「/」を付けて表示します。
-q エスケープ・コードなど表示できない文字列を「?」で表示します。
-r 逆順にソートして表示します。
-s ファイル名の左側にキロ・バイト単位でファイル容量を付加して表示します。
-t タイム・スタンプ順にソートして表示します。
-u アクセス時刻でソートして表示します。
-x ソートした結果を水平方向から順に並べます。
-C ソートした結果を垂直方向から順に並べます。
-F ファイルタイプを示す文字を付けます。
* ⇒ 実行可能ファイル
/ ⇒ ディレクトリ
@ ⇒ シンボリック・リンク
-L シンボリック・リンクについては、リンクされたファイルを表示します。
-R サブディレクトリの情報も表示します。
-S ファイルサイズの大きい順にソートして表示します。
-1 1行に1ファイルずつリスト表示します。
「M」
mail メールを送受信する
-v 送受信状況の詳細を表示します。
-c アドレス 指定したアドレスをCCに設定します。
-b アドレス 指定したアドレスをBCCに設定します。
-s 件名 メールの件名(subject)を指定します。
アドレス 送信先(TO)のアドレスを指定します。
man コマンドのマニュアルを表示
-a 条件に合致するすべてのページを表示します。
-f マニュアルの見出しを表示します。
-h ヘルプメッセージを表示します。
-w ファイルの場所を表示します。
-k キーワード 指定されたキーワードを含むコマンドを検索して、概要を表示します。
-p ペイジャー 使用するペイジャーを指定します。デフォルトは「less」です。
セクション 表示するセクション番号を指定します。
コマンド名 表示するコマンドを指定します。
mkdir ディレクトリを作成する
-m パーミッション パーミッション を指定します。指定形式は chmodコマンドと同様です。
-p 親ディレクトリも同時に作成します。
ディレクトリ 作成するディレクトリを指定します
more ファイルの内容を1画面ごとに表示する①
-d ページ停止時にメッセージを表示します。
-f 実際の行数をカウントします。
-l 改ページを表すキャラクター「^L」を無視します。
-p 画面クリアしてページを切り替えます。
-s 連続した空行を1行にまとめて表示します。
-u アンダーラインの表示を禁止します。
[-行数] 一度に表示する行数を指定します。
[+行数] 表示開始行を指定します。
[+/パターン] パターン検索をし、その場所から表示を開始します。
ファイル 表示するファイルを指定します。
mv ファイルの移動/ファイル名の変更
-b ファイルを上書きする際にバックアップを作成します。バックアップファイルには、チルダー「~」が付加されます。
-f 無条件に上書きします。
-i 移動先に同名ファイルがすでに存在する場合に上書きしてよいか確認します。
-u 移動先に同名ファイルがある場合、それよりも新しいタイムスタンプを持つファイルでないと、移動しません。
-v 経過を表示します。
移動元.. 移動するファイルまたはディレクトリを指定します。移動先がディレクトリであれば、スペース区切りで複数列挙することができます。
移動先 移動先のファイル名またはディレクトリを指定します。
「N」
netstat 現在のネットワーク状況を表示
-a すべてのソケットを表示します。
-c 指定された情報を1秒毎に画面表示します。
-i インターフェースの状態を表示します。
-N アドレスを名前で表示します。
-n アドレスを数字で表示します。
-o ネットワーキング・タイマーに関する情報が追加されます。
-r 経路(ルーティング情報)を表示します。
-s 統計を表示します。
-v 詳細を表示します。
nohup ログアウト後もプログラムを実行する
「P」
passwd パスワードを変更する
ping ホストとの接続確認
-q 開始時と終了時の情報のみを表示します。
-r ゲートウェイやルーター等を経由せず、直接接続を行います。目的のホストが直接接続されていないとエラーになります。
-v 追加情報も表示します。
-c 回数 指定された回数のパケットを送ります。
-i 秒 パケットの送信間隔を秒で指定します。
-s パケットサイズ 送信するパケットのサイズを指定します。デフォルトは56バイトで、ヘッダーの8バイトを加えて64バイトとなります 。
ホスト 対象とするホストを指定します。ドメイン 名またはIPアドレスで指定します。
ps 実行中のプロセスを表示
a 自分以外のユーザーのプロセスも表示します。
e 環境変数を表示します。
f プロセスの親子関係をツリー状にして表示します。
h ヘッダーを表示しません。
l ロングフォーマットで表示します。
m メモリの状態を表示します。
r 実行中のプロセスのみ表示します。
u ユーザー名と開始時刻を表示します。
x 制御端末のないプロセスの情報も表示します。
PID 表示するプロセスIDを指定します。
pwd カレント・ディレクトリの表示
「R」
rcp リモート・システム間でのファイルコピー
-p コピー元のファイル属性を保存したままコピーします。
-r 指定されたディレクトリ以下の各ファイルも再帰的にコピーします。
-x すべてのデータをDESで暗号化して送信します。
-K 「Kerberos」を用いたユーザー認証(オートログイン)を行いません。
コピー元 コピーするファイルまたはディレクトリを指定します。コピー先がディレクトリの場合、スペースで区切り、複数指定することができます。リモートマシンの場合、「ユーザー@ホスト:パス」 の形式で指定します。
コピー先 コピー先のファイルまたはディレクトリを指定します。リモートマシンの場合、「ユーザー@ホスト:パス」の形式で指定します。
rm ファイルやディレクトリを削除する
-d ディレクトリのリンクをはずします。管理者権限が必要です。
-f 存在しないファイルがあってもエラーを返しません。
-i ファイルを削除してよいかを確認します。
-r ディレクトリを再帰的に(中身ごと)削除します。
-v 経過を表示します。
名前 削除するファイルまたはディレクトリを指定します。
rmdir ディレクトリを削除する
-p 親ディレクトリごと削除します。親ディレクトリ内も空でなければ削除できません。
ディレクトリ 削除するディレクトリを指定します。
rsh リモート・マシンにコマンドを送る
-x すべてのデータをDESで暗号化して送信します。
-K 「Kerberos」を用いたユーザー認証(オートログイン)を行いません。
-l ユーザー 指定したユーザー名でコマンドを実行します。
ホスト 接続するホストを指定します。
コマンド 実行するコマンドを指定します。
「S」
sed 文字を変換する
-e コマンド 指定されたコマンドを適用します。このオプションを省略してコマンドから開始することもできます。コマンドについては下表を参照。
-f ファイル 指定されたファイルに記述されたコマンド列を適用します。
ファイル 対象となるファイルを指定します。
shutdown システムを停止する
-a 「/etc/shutdown.allow」ファイルを使用します。このファイルには「shutdown」コマンドの利用に関する規定(制限・許可)が記述されています。
-c すでに実行中のシャットダウンをキャンセルします。
-f 再起動時に「fsck」コマンドによるファイルシステムのチェックを省略し、高速でリブートします。
-h シャットダウン後に電源を切れるようにします。
-k 実際にはシャットダウンを行わず、ログイン中のユーザー全員へメッセージ送付のみを行います。
-r シャットダウン後に再起動します。
-t 秒 警告メッセージを送ってから停止シグナルを送るまでの時間を秒で指定します。
時刻 シャットダウンする時刻を指定します。使用できる書式は以下のものがあります。
hh:mm 時刻
+mm分後
now ただちに
メッセージ ユーザー全員に送られるメッセージを指定します。
sleep 一定時間スリープする
sort ファイル行を並び替える
-b 行の先頭の空白を無視してソートします。
-f 大文字、小文字を区別しないでソートします。
-r 降順でソートします。
[-o ファイル] ソート結果を出力するファイルを指定します。sortコマンドの後に、リダイレクト「> ファイル」でも同様に出力できます。
[-t 文字] 指定した文字を区切りとして、フィールドを判断してソートします。
[開始位置 終了位置] ソートを開始する行と終了する行を指定します。
ファイル ソートするファイルを指定します。
split ファイルを分割する
-b N 指定されたNバイトで分割します。Nの後に「b」を付加した場合は512バイトに、「k」を付加した場合はキロ・バイトに、「m」を付加した場合はメガ・バイトになります。
-l N (-N) 指定された行数で分割します。l を省略して「-N」と記述することもできます。
ファイル 分割するファイルを指定します。
新ファイル 生成される新ファイル名の前半部分を指定します。
su 他のユーザーに切り替える
-f 初期設定ファイル( .profile .cshrc )を実行しない。
-l ログインシェルを使用してユーザーを切り替える。
-m,-p 環境変数"HOME","USER","LOGNAME","SHELL"を変更しない。
-c コマンド ユーザーの切り替え後に指定したコマンドを実行します。
-s シェル ユーザーの切り替え後に指定したシェルを実行します。
ユーザー 変更するユーザーアカウントを指定します。
sync バッファの内容をディスクに書き込む
「T」
tail ファイルの末尾を表示する
-c N 末尾からNバイトだけ表示します。Nの後に「k」を付加した場合はキロ・バイトに、「m」を付加した場合はメガ・バイトになります。
-n N 末尾からN行を表示します。n を省略して「-N」と記述することもできます(solaris)。
ファイル 表示するファイルを指定します。
tar アーカイブの作成/復元
c 新しいアーカイブを作成します。
d アーカイブの内容とディレクトリを比較します。
r アーカイブの最後にファイルを追加します。
t アーカイブの内容を一覧表示します。
u 同名ファイルの場合、新しいファイルのみ追加します。
x アーカイブからファイルを取り出します。
A アーカイブにファイルを追加します。
telnet リモート・マシンにログインする
-8 8ビットデータの入力を許可します。
-a 自動ログインを行います。
-e 文字 指定した文字をエスケープ文字として使用します。デフォルトはチルダー「~」がエスケープ文字になります。
-l ユーザー 指定したユーザー名でログインします。
ホスト ホストを指定します。ホスト名かIPアドレスで指定します。
touch ファイルのタイムスタンプを更新
-a 最終アクセス時刻のみ変更します。
-c ファイルが存在しない場合に新規作成を行いません。
-m 最終更新時刻のみ変更します。
[-d 時刻] 指定した時刻に変更します。
[-r ファイル] 指定したファイルを元にタイムスタンプを変更します。
[-t mmddHHMM[[CC]YY][.SS] 指定した時刻と日付に変更します。設定方法は以下の通りです。
mm = 月の数字
dd = 日付
HH = 時間(24時間)
MM = 分
CC = 年の最初の2つの数字(任意)
YY = 年の最後の2つの数字(任意)
SS = 秒(任意)
「U」
unalias コマンドの別名を解除
uncompress 圧縮ファイルの復元(*.Z)
-c 圧縮データを標準出力します。既存のファイルは変更されません。zcat コマンドと同様となります。
-f 同名のファイルが存在する場合、上書きの確認用プロンプトを表示しないで強制的に上書きします。
-v 復元結果を表示します。
-r ディレクトリ内の全ファイルを再帰的に復元します。
ファイル 復元するファイル(ディレクトリ)を指定します。拡張子「.Z」は省略可能です。
unzip 圧縮ファイルの復元(*.zip)
-l 圧縮ファイル内のファイルをリスト表示します。
-o ファイルの上書き確認プロンプトを表示せずに強制的に上書きします。
-p 圧縮ファイルの内容を表示します。
-z 圧縮ファイルのコメントを表示します。「zip -z」でコメントを付加できます。
-Z 圧縮情報を表示します。「zipinfo」というコマンドと同様です。
圧縮ファイル 復元するファイル名を指定します。
ファイル 復元するファイルを指定します。
useradd ユーザーを追加する
-c コメント ユーザーのコメントを指定します。
-d ディレクトリ ユーザーのログインディレクトリを指定します。
-e mm/dd/yy ユーザーの有効期限をmm/dd/yy形式で指定する。
-g グループ ユーザーの所属するイニシャル・グループを指定します。
-G グループ ユーザーの所属するグループを指定します。複数指定するときは「,」を挟みます。
-u ユーザーID ユーザーのユーザーIDを指定します。
-s シェル ユーザーのログインシェルを指定します。
-m ホームディレクトリの作成を自動で行います。
ユーザー 追加するユーザーアカウント名を指定します。
userdel ユーザーを削除する
-r ユーザーのホームディレクトリも同時に削除します。
ユーザー 削除するユーザーアカウント名を指定します。
usermod ユーザーの設定を変更
-c コメント ユーザーのコメントを変更します。
-d ディレクトリ ユーザーのログインディレクトリを変更します。
-e mm/dd/yy ユーザーの有効期限を変更します。mm/dd/yy形式で指定する。
-g グループ名 ユーザーの所属グループを変更します。
-l 新アカウント名 ユーザーのアカウント名を変更します。
-u ユーザーID ユーザーのユーザーIDを変更します。
-s シェル ユーザーのログインシェルを変更します。
ユーザー 変更するユーザーアカウント名を指定します。
「V」
vi テキストファイルを編集する
-b バイナリ・モードで編集を行います。
-r 中断から復帰する場合に使用します。ファイルには編集中断したファイル名を指定します。
-R 読み込み専用モードでファイルをオープンします。「view」というコマンドもあるが、これは「vi -R」と同意です。
ファイル 編集するファイルを指定します。
「W」
wc テキストファイルの大きさを調べる
-c バイト数のみ表示します。
-l 行数のみ表示します。
-w 単語数のみ表示します。
ファイル 調べるファイルを指定します。
which コマンドのパスを表示
who ログインしているユーザーを調べる
-m 自分自信の情報のみ表示します。「who am i」と同様です。
-u ユーザーが最後に端末操作を行なってからの時間(idle-time)を表示します。"."が表示 されている場合は、ユーザーが一分以内に端末操 作を行なったことを示します。
-q 現在ログインしているユーザー名とログインしている人数のみ表示します。
am i 自分自信の情報のみ表示します。「who -m」と同様です。
「Z」
zcat 圧縮ファイルの内容表示
zip ファイルの圧縮(*.zip)
-d 圧縮ファイル内から指定したファイルを削除します。
-l 改行コードを「LF」から「CR+LF」に変換します。「-ll」で「CR+LF」から「LF」に変換できます。
-m 圧縮ファイル内から指定したファイルを移動します。
-q クイック圧縮をします。
-z 圧縮ファイルにコメントを追加します。「unzip -z」でコメントを表示できます。
-圧縮率 圧縮率を1~9の数字で指定します。デフォルトは6です。数字が大きいほど圧縮率は高くなりますが、圧縮に時間がかかります。
圧縮ファイル 圧縮ファイル名を指定します。一般的に拡張子は「.zip」です。
ファイル 圧縮するファイルを指定します。
このページを見た人は、下記のページも読んでいます!
- ショートカットキーできる人ほどよく使う!時間短縮で仕事を効率化
- 【保存版】日常生活で普段使える豆知識のまとめ
- パソコンでネットの閲覧制限を行っている企業が増えている
- 絶対知っておきたい!パソコン関連の用語集まとめ
Copyright © 2014 【保存版】日常生活で普段使える豆知識のまとめ All rights Reserved.